古本屋の始めかた:神奈川古書組合より



広報・IT委員会のメンバー香博堂オンラインの久保さんが組合員の店舗(事務所)を訪問取材する企画がスターしました。久保さんはまだ数ヶ月前に組合に加入された方ですが精力的に組合活動にも参加して頂いております。
香博堂オンラインの情報
http://kosho.saloon.jp/shop/kouhakudou/

第一回は古書開業セミナーの企画者である㈱BKG(ブックナレッジ)の各務さんの事務所の紹介です。

国道246号をまがり、久しぶり街並み「東急 青葉台駅」をすぎ、しばらく車を走らせること数分。

新百合ヶ丘方面に向かう途中の川崎市麻生区王禅寺西に事務所を構える、当組合の専務理事でもある各務(かが み)様の書店、㈱BKG様を訪問させていただきました。

古 書店とは言っても、マンションの一角を事務所として営業されているので、表からは全くわかりません。
マ ンションの下で迎えていただき、事務所にお邪魔させていただくと、そこはもう別世界。
本棚がところせましと並び、床には段ボールの山・山・山。
一 見乱雑に段ボールを積み上げていたり、棚に隙間を見つけたら本をねじ込んでいるように見えるのですが、良く見ると棚や箱に記号番号が張り 付けてあります。こ の記号番号。アマゾンマーケットプレイスに出品する際の商品番号に合わせているとの事。
商 品が売れて、あいている棚があれば、その棚の番号に合わせて商品番号を採番して出品・保管する。
一般的にいう“フリーロケーション方式”での保管をやられているようです。実 店舗を持たない、ネット専業での本の保管をする場合には、一番効率的な保管方法ではないでしょうか。部屋の奥に進む と、黙々と仕事に励む3名の従業員の皆様が優しく迎えてくださいました。ご紹介いただいた 従業員の皆様は、私より経験をお持ちの先輩ばかり。また機会があれば お話しうかがえ ればなと思いました。

時間で言うと、 20分~30分程度お邪魔させていただいたと思うのですが、その短い時間で受けた印象は、

・限られたスペースに効率的に書籍が保管されている。

・きちんと整理整頓がされている。

・従業員の皆様の仕事の役割分担がしっかりされている。

そんな印象を受けました。

~~個人的には、

・古本屋として、うらやましい本がいっぱいあった。

・「金曜日の市場に出してくれると盛り上がるのにな。」という品物がいっぱいあった。

(一応、品物については頼んでみました。)

そんな感じです。~~

従業員の皆様に御 挨拶をして事務所を後にし、昼食をとりながら、今後の古書店としての在り方や、事業展開の事などお話しさせていただきました。

“古書店”として の話だけではなく、“企業家”としての話を、ざっくばらんにしていただき、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。





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下記の内容にて7月度の古書店開業セミナーを実施致します。
費用は無料ですのでご参加をお待ちしております。


日時: 7月31日(金曜日) 14:00~16:00 (要予約)
場所: 神奈川古書会館 3F会議室

今月のテーマは「古書の即売会とは?」です。

今回のテーマ「古書の即売会とは?」は店を開業するには資金力でまだ難しい。
でもインターネットだけでは、お客様との接点・接客が無く寂し。そんな事を考えている方に向いている情報ではないでしょうか。現役の古書店経営者で特に即売会に力を入れている組合員が数名で皆様が疑問に思うような
下記内容を取り上げて意見交換・報提供をして行きます。


・ どこで即売会をしているの?
・ 準備はどうしているの?
・ 客層に合わせて本をそろえているの?
・ 店番は誰がするの?


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① 古書書店開業のビジネス形態(実店舗・ネット・催事)
② 組合組織・入会メリット・入会方法
③「即売会とはどんな売り方」(数名の組合員が参加致します。) 
④模擬入札の体験・実際の入札風景(youtube)
⑤ 質疑応答
⑥交換会会場見学

『参加方法』

*申し込みのための必要情報
・お名前
・ご住所
・現在の状況(例:勤めながらネットで古書を販売している。古書店を専業に検討中)
・電話
・メールアドレス

*お申し込みは下記のどちらかでお願い致します。
メール
kanagawa_kosho@bg.wakwak.com

電話
045-322-4060  (月または金のみ 10:00~17:00)

*古書セミナーをよりよい内容にして行くために参加後に皆様よりの感想をメールでお願いしております。*

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先日は有意義なセミナーに参加させていただき
誠にありがとうございます。
様々なスタイルで活躍されている方のお話を伺い、
可能性の大きさを実感いたしました。
特に市の会場の見学はとても興味深いものでした。
また機会がございましたらセミナーにも是非参加させていただきたく存じます。この度はありがとうございました。
Tさん(男性)

先日のセミナーに参加させていただいたHです
貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。私は現在会社勤めですが、将来的に実店舗での開業を目指しております。古本屋を始めるにあたって、市場での仕入れや、即売会などの販売、相場の研修など、組合に加入するメリットは大きいと感じました。また、どのような商品をアマゾンや日本の古本屋に出品するか、その際にどのように値付けをするか、お話してくださった店主さんごとにいろいろな考え方が聞けて大変勉強になりました。そういったことを考え、工夫していくことも、古本屋さんの仕事の面白さの一つなのかなと思いました。来月のセミナーもぜひ参加させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
Hさん(男性)


先日は古書セミナーありがとうございました。
大変為になりました。特にテーマの「値付け」に関して、さまざまな考えがあることがわかりました。しかし、底流にある考えは皆様同じであるように思えました。私は、最終的には「古本屋で生計を成り立たせていけるか」というのが、最大の焦点にはなります。神保町や早稲田を歩きますと、昔古本屋だったところが、飲食店に変わっているところが、いっぱいあります。かと思うとアート系(画集、写真集、ファッション雑誌等)古本屋があっちこっちに出来ています。古本業界の将来性は?どうなんだろうかと思います。開業するにしても来年になるかと思いますが、その間、いろいろ勉強して行きたいと思います。宜しくお願い致します。
Iさん(男性)

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