古本屋の始めかた:神奈川古書組合より

2019年02月

2019年2月15日(金)に開催された古書店開業セミナーに
参加された方の感想を掲載させていただきます。

ご参加いただきました皆さま、お疲れさまでした!

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実際に開業されている方の、具体的なお話をお伺いでき、
自分が古本屋をこれからするにあたって、大変勉強になりました。
また、組合に入ることでどのようなことが出来るのかも
詳しく教えて下さり、古本屋を仕事としてやっていくイメージが
具体的に考えることができました。
たくさんの質問に答えて下さり、ありがとうございました。

U.K さん (男性)

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催事に限らず、古本屋開業に関わる様々なお話を聞けて、
大変有意義で楽しかった。
特に、好きなものだけで商売は成り立たないといったような
リアルなお話は、現実がどのようなものか分かり、大変ためになった。
現在会社員だが、いつかは古本屋を始めたいという思いがあり、
今回参加した、夢の部分だけでなく、現実を考えられるきっかけにも
なったことが、一番の収穫だったと思う。
しかし、やっぱり古本屋は楽しそう。

N.T さん (男性)

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実際の市場での入札の仕方や本の仕切りの話など、聞きながら
ワクワクしました。
開業するまでの資金や月々の売上といった、経営にまつわる話を
今後聞けたら嬉しいです。

U.T さん (男性)

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次回の古書店開業セミナー開催は4月12日(金)13:00~15:00の予定です。
また、来月3月8日(金)13:00~14:00は、入会説明会を行います。
是非、お気軽にご参加ください!!

下記要領にて、入会説明会を開催します。
これから古書店開業を考えている方、
開業はしているけれど組合に加入していない方、
現場をちょっと覗いてみたい方等々、
参加費用は無料ですので、奮ってご参加ください!

*今後の予定* セミナーと入会説明会を隔月で開催いたします。

【開催日時】2019年3月8日(金) 13:00~14:00
【説明会内容】
・組合の概要説明・入会方法等の説明
・質疑応答
・市場見学 など
*内容は変わる場合もあります。

【申し込み方法】
下記のいずれかの方法にて、「参加説明会ー開催月・お名前・連絡先」をお知らせください。
・メール kanagawakoshokumiai@gmail.com
・FAX  045-322-4122
・TEL  045-322-4060 (月曜日・金曜日のみ 10:00 ~ 17:00)

                                                                           横浜南支部 たけうま書房

「おはようござーす」「おざやーす」「ざやーす」「やーす」「やーす」
午前10時、反町古書会館2階の奥のベンチにリュックを置いて名札を
首から下げると、おもむろに荷札の束とペンを持って出品されている荷物
(本の束)に荷札を付けていく。
「今日も(荷物)少ないね」「おい、売れてんのかよー」
「今日は2千円(から)だっけ?」
といういつもと1ミリも変わらない会話を背に、何かないかと探しながら
ひたすら荷札付け。
荷物を見ながら大先輩に昔は高かった本を教えてもらったり、仲の良い人と
この本は前高く売れたとか最近の店の様子を聞いたり、
「なに本買おうとしてんの!」とFさんと軽くディスり合いをしているうちに
半分寝ぼけた頭にだんだんエンジンがかかってきて舌も滑らかになってくる。
若手(といっても30代ですが)のHさんにイジられるのに付き合っているうちに
いつの間にか開札10分前。慌てて3Fの事務所に行き、事務のEさんに軽い冗談を
飛ばしつつ、パソコンを持ってくる。
そして11時。
「改札しまーすぅ」の重~い一言の後、首からホチキスを下げた事業部員たちが、
ヒモで人が出入りできないように本が置いてあるテーブルを区切って改札してい
きます。
私ともう一人で回収された封筒を見ながら、書名、落札者、金額を入力。
その横では注目の荷物の前に人が集まって「やられたー」「たけー」等の会話が
飛び交っています。
最後まで開札が終わると、落札者ごとに荷物と封筒まとめ、封筒とパソコンの
データを突き合わせ、最後に事業部全員で検算して開札終了です。
その後お昼ごはんを食べる人は、いつものD中(華)に。
私が組合に入った頃はビールを飲む人が多く、これがいかにも古本屋っぽくて
好きだったのですが、最近は飲む人が少くなりました。
酢豚定食ごはん大盛りを生ビールと共に豪快に食べている人の横で、
胃も気も小さい私は醤油タンタン単品を黙々と食べるのもいつものこと。
食べ終わると会館に戻って、落札した本があればそれを整理、郵送の手続きをして
一日が終わります。

  組合に入って6年ほど事業部員として月曜日は上記のような一日でしたが、
この度目出度く卒業(?)と相成りました。
事業部の皆様、いろいろお世話になりました!
ああ、書き忘れましたが、事業部員は強制でなく3ヵ月の研修期間が終われば
やるやらないは自由ですので安心(?)して組合に来てくださいね。

                                                                             横浜南支部 たけうま書房

                 横浜東部支部 メディアリユース

こんにちは
メディアリユースです。

小さいですが、某商店街の店舗とネットショップの両方を運営しています。
最近はネットショップが多いですが、中には店を持って運営したい方も
いるかと思いますので、不動産を探す方法について書きたいと思います。
まず認識しておくべきなのは、どこでも駅近で人通りが多い場所の店舗は
ネットに掲載される前にどこかで決まってしまいます。
この理由としては、人通りの多い所謂「良い立地」の店舗は常に空きが
ないかどうかいろんな業態の大手企業が探しており、「店舗開発部」なる
方々がそうした物件の大家に普段から接触している場合がほとんどです。
大家が接触できなければ、大家からそうした店舗の賃貸を預かっている
不動産屋に足繁く通ってます。
有名なコーヒーチェーンを開業し、国会議員になった方などは、
その1店舗目を銀座に開業する際には、自分が見込んだ店舗の前の
喫茶店に何日も陣取って、大家らしき老人が散歩するのを見つけて
直接交渉し、ついに銀座の歌舞伎座の近くの一等地に店舗を借りたと、
その書籍に書いてあります。
それくらい「良い立地」の店舗は借りるのが難しいということです。
では他にはどんな方法があるでしょうか? 催事という方法もありますが、
これは組合の諸先輩方にお聞きした方が良いでしょう。
新規開拓として、量販店、スーパーの一角を貸し出して、売上の一定割合を
店舗に渡すことを条件に1日いくら、で場所を借りることができる場合もあります。
駅前商店街、駅の改札そばなんかもありますね。
例えばドンキホーテなんかは、飲食店に関してはかなりアグレッシブに
場所貸しをやっていて、割と新参者で未経験者でもやらせてくれたり
するようです。
クレープ屋、たこ焼き、アクセサリー売りなんかは、ドンキの系列店含め
いろんな場所で催事の場所貸しをやってるようです。
今まで僕個人は古本屋は見たことありませんが、試しに開業できないか
聞きにいってみては如何でしょうか?
                        横浜東部支部 メディアリユース

                                                       川崎支部 雅書店

「いらっしゃいませ~」
(んと…コンビニか4コマの人…)
「ありがとうございました~」
(やっぱりね。ま、買ってくれたしね)

「いらっしゃいませ~」
(あ、来た来た、ミステリーのお姉サマ。
今日は何冊?さっき新しいの出したから…)
・・・
「こんにちは。今日暖かいですねェ。え?外は暑いんですか?!
あぁ、歩いてるとね。そうですか。
あ、この2冊ねェ。さっき入って来て、出したばっかりなんですよ。
ホ~ントにいつも新刊見つけるの上手いですねェ。
この作家さん、私読んだ事が無いんです。
読み終わったら、どんな感じか教えて下さいね。
あ、こっちは私読みましたよ。ちょっとね、クセがあるかな…。
1冊だけだとピンとこないかも…。シリーズなんかで2巻目もいくと、
けっこうハマりますよ。うん、お試し下さい。
どうもありがとうございましたぁ」
(やった!!5冊~。いい人だぁ)
・・・
(ムム…均一にいる兄ちゃん、長居だと思ったら、
ケータイで背取りかよ…ふー)
・・・
「ありがとうございました~」
(自己啓発本、2冊216円ね…。
どうせなら、もちょっと儲かる本 見つけりゃぁいいのに…)

「いらっしゃいませ~。あ、はい、買取りですね。
こちらに出して頂けます?終わりましたら、お呼びしますので」
・・・
(えと、こっちの新書はオッケー。コミックもギリオッケー。
え?何これ…マーカー大活躍じゃん。あららら、こっち全滅だわ。
文庫は…と、普通か…。)
「お待たせしました~買取りのお客様~~
え~こちらで800円ですね。こちらは申し訳ありませんが、
お値段つかないです。
えとですねェ、イタミとヤケでつかない分と、
こちらはマーカーで線引きが多いですね。お勉強されたんですね。
でもね、これだとお値段つけられないんです。ホント、スミマセン。
あ、はい、こちらで処分します。ありがとうございました~」
(さっさと、品出ししてっと…)

(ん?あ~~?!コラコラ!!!)
「ボク~、それはねェ、取っちゃダメなんだよ。
コミックの値段だからねェ。ね・ふ・だって言う物なのね。
取っちゃうと、おばちゃん達困るの。そこに置いといてね~」
(あ~この列、全部かい!も~。母ちゃん何してんの?
おやーチビに読み聞かせ中ですか。
教育熱心なんじゃね、って何で?!そこ、違うから!!
その絵本、108円だから。買って帰ってお家で読んであげるもんでしょーが!!
ほらぁ、他の人が通れないし…)

「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました~」
・・・
(閉店まであと5分。今日も終わった…)


ある日の店番の1コマです。
皆様、古本屋さんは楽しいですよ。

                               川崎支部 雅書店

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