こんにちは!ねこまんま堂(相模支部)です。
 
昨日は、兼業事業の方で研修会があり参加してきました。
3時間みっちり講義を受けてきましたよ~
で、その後は毎度おなじみの懇親会・・いやいや夜の勉強会( 笑 )
同業者間、ライバルでもあり、仲間でもある。。
こういう懇親の場だからこそ聞ける裏話もあり、収穫の多い一日となりました!
 
さて、これまで書いてきましたように、私はネット専門の古本屋として3年ほど前に
本格的に、この仕事をスタートさせました。
 
組合加入前、仕入れに関しては、独自のルートを使って、販売に十分な量を
確保していました。
私が仕入れていた先は、20年近くの実績がある卸売り会社。
先方が用意した箱単位のアソートで、内容はこちらで選べず、本当に色々なモノが
入っていて、それがドサッと送られてくる感じです。
 
今回はどんな面白いモノが入っているのか~と、ワクワクしながら、箱を開ける
楽しみがありました。
正直、「こんなの売れるの??」と思うこともしばしばですが( 笑 )、
「とにかくどんなものでも出品し、売る努力をする!」これが、私のモットーであり、
この会社との取引のおかげで、本当に自分自身が鍛えられたと思います。
 
未だに忘れられないのが、古い週刊誌・・・最初の荷物の中に入っていました。
当時の私には、ただの「資源ゴミ」にしか見えなかったのです。
ところが、半信半疑で出品してみると・・・ものの見事に売れた!
本当にどんなモノでも売れるんだなぁ~と感じたと同時に、自分の価値観をも
覆されました。
 
そこで学んだことは、人の価値観は多種多様であり、自分の先入観を捨てる
ことの大切さ。
色々なモノを出品していくうちに、どんなものがいくら位で売れるかということは、
自然と体が覚えていくものだということ。
特に専門的な知識を持ち合わせない私は、恐れず、何でも出品していく姿勢を
持ち続けることによって、感性が磨かれ、知識も増えていくのではないか、
ということでした。
 
3年以上も取引を重ねて、信頼関係も築き、当店の経営も少しずつ安定して
きました。
しかし最近になって、少し視野が狭くなってきたのではないかと感じ始めて
いたのです。
扱っている商品が本当に良いものなのかどうか、独自の感覚で仕事を
スタートさせたものの、独りよがりに陥ってはいまいか。
そして、仕入先は少しでも多い方が良いと思ったのです。
 
そこで、商品の量と質・自分の視野を広げる目的で、以前から考えていた
神奈川古書組合のセミナーに参加し、色々なお話を聞き、模擬入札体験や
市場の見学(準備会場)をさせて頂き、加入を決めたという経緯があります。
 
組合員となり、私が感じている組合の魅力は、前の記事でも触れた
「継続的に、まとまった量の商品を、買うこともできれば、売ることもできる」
ということはもちろんですが、市場に参加したり、組合での仕事を通じて
「多くの刺激とヒントを与えられる」という点です。
 
週2回開催される市場で商品を見定め、自分の欲しいものがいくらで落とせるかという、
組合員同士の駆け引きと攻防、戦い・・・そんな活気ある市場から受ける刺激。
先輩が、ポロリと呟いた言葉、組合員同士の雑談の中や組合活動での話し合いの中から
得られるヒントは、大きな収穫となります。
 
そんな刺激をエネルギーに換え、日々の活力とし、
ヒントを具体的な形にして、業務に活かす努力。
 
それが私にとっての、古書組合の大きな魅力のひとつである、と感じています。
 
組合HP「組合案内」の中に、そのメリット等が書かれていますので、是非ご覧ください。
http://kosho.saloon.jp/info.htm