”独立するには、勢いが大事!!”

わかります。 僕がそうでしたから。

申し遅れました。神奈川古書組合 相模支部の香博堂オンラインです。

ねこさんのブログの合間に、新人古書店の独り言などつぶやいていきます。

”古本屋になろう!”と決意されたときに、古書店などにお勤めで独立される方を除きますが、もう一度じっくり考えてほしいのです。

独立するときには、”知識・資金・資本”がなければ、何の商売であれうまくいきません。

継続できないのです。

独立してすぐには売り上げもありません。しかし、生活していくにはお金がかかります。

資本として蔵書をお持ちの方は、蔵書を販売していけば売り上げに出来ますが、蔵書の少ない方は、資金を使い商品を仕入れなければ販売もできません。

当然、資本・資金がなくなれば、継続して商売を続けることはできません。

そして、”知識”です。

ここで言う知識とは、”本の知識”と”売るための知識”、販売のノウハウです。

先ほど、”古書店にお勤めで独立される方を除きますが”と書きましたが、ある程度の商品知識と販売のノウハウを学んで独立される方は、問題はないと思うのです。

他の古書店の皆さんには怒られると思うのですが、本の知識は根性である程度カバーできると思っています。(笑)

ネットで検索すれば、ある程度の内容・価格はわかってしまう時代ですから。

ただ、販売経験が少ない状態での独立は、かなり苦労することは間違いないです。

たとえば、ネット専業の古書店を考えている場合、アマゾンやヤフーオークションなどの販売サイトに出品しない限り、売り上げはありません。

1000円の本を販売した場合の利益が仮に500円の場合、月額30万円の利益を出すには、600冊の本を販売しなければなりません。

その場合、平均で1日20冊売らなければならない計算になりますが、違う意味で言えば、毎日20冊出品しなければ売るものがないのです。

実際には20冊出品して、20冊売れるわけではありませんから、もっと多く出品していかないと目標に達しない事になります。

500冊1000冊出品して、初めて目標の冊数が売れるようになるのです。

また、出品と並行して毎日最低20冊分の仕入れを行わないと、売れる物がなくなってしまいます。

この作業を独立してから始めた場合、目標とする数字のところに行くまで、かなり時間がかかります。

個人的には9月25日のナレッジさんのブログにあるように、兼業・副業で”知識・資金・資本”をためてからの独立を目指すのが無理がないのかなと思います。


次回の内容は・・・・・。わかりません。
香博堂オンライン