横浜南支部 たけうま書房

「おはようござーす」「おざやーす」「ざやーす」「やーす」「やーす」
午前10時、反町古書会館2階の奥のベンチにリュックを置いて名札を
首から下げると、おもむろに荷札の束とペンを持って出品されている荷物
(本の束)に荷札を付けていく。
「今日も(荷物)少ないね」「おい、売れてんのかよー」
「今日は2千円(から)だっけ?」
といういつもと1ミリも変わらない会話を背に、何かないかと探しながら
ひたすら荷札付け。
荷物を見ながら大先輩に昔は高かった本を教えてもらったり、仲の良い人と
この本は前高く売れたとか最近の店の様子を聞いたり、
「なに本買おうとしてんの!」とFさんと軽くディスり合いをしているうちに
半分寝ぼけた頭にだんだんエンジンがかかってきて舌も滑らかになってくる。
若手(といっても30代ですが)のHさんにイジられるのに付き合っているうちに
いつの間にか開札10分前。慌てて3Fの事務所に行き、事務のEさんに軽い冗談を
飛ばしつつ、パソコンを持ってくる。
そして11時。
「改札しまーすぅ」の重~い一言の後、首からホチキスを下げた事業部員たちが、
ヒモで人が出入りできないように本が置いてあるテーブルを区切って改札してい
きます。
私ともう一人で回収された封筒を見ながら、書名、落札者、金額を入力。
その横では注目の荷物の前に人が集まって「やられたー」「たけー」等の会話が
飛び交っています。
最後まで開札が終わると、落札者ごとに荷物と封筒まとめ、封筒とパソコンの
データを突き合わせ、最後に事業部全員で検算して開札終了です。
その後お昼ごはんを食べる人は、いつものD中(華)に。
私が組合に入った頃はビールを飲む人が多く、これがいかにも古本屋っぽくて
好きだったのですが、最近は飲む人が少くなりました。
酢豚定食ごはん大盛りを生ビールと共に豪快に食べている人の横で、
胃も気も小さい私は醤油タンタン単品を黙々と食べるのもいつものこと。
食べ終わると会館に戻って、落札した本があればそれを整理、郵送の手続きをして
一日が終わります。

  組合に入って6年ほど事業部員として月曜日は上記のような一日でしたが、
この度目出度く卒業(?)と相成りました。
事業部の皆様、いろいろお世話になりました!
ああ、書き忘れましたが、事業部員は強制でなく3ヵ月の研修期間が終われば
やるやらないは自由ですので安心(?)して組合に来てくださいね。

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