映画鑑賞…。10年前位からでしょうか。
視力の低下にとともに仕事以外で長時間(たかが2~3時間でも)画面映像を
観るのに苦痛を感じるようになりました。
観るのに苦痛を感じるようになりました。
ですから「ガーンジー島の読書会の秘密」の内覧用DVDを受け取った後も、
すぐに手をつける気になれず、ぐずぐずしていました。
すぐに手をつける気になれず、ぐずぐずしていました。
とりあえずどんな物かとチラシを手に取って「おや、これは…」と目をとめたのが
<ぺージをめくると、人生を輝かせる出会いが待っている。>の一文でした。
本に関わっている人間にとって、また本好きな人々にとって、ちょっと心擽られる
文章ではありませんか。
文章ではありませんか。
それでは、と少しだけ“観る気”を起こした私は、閉店後急いで帰り、食事、洗面を
さっさと済ませて準備万端。(途中で眠くなったらすぐにベッドにもぐり込むつもり
でした)
そして…しばらく目をこすりながら時計を見ると3時過ぎで、物語は終わって
いました。一度も途中で動くことなく見入っていました。良い映画でした。
いました。一度も途中で動くことなく見入っていました。良い映画でした。
観て良かった―素直にそう思えた作品でした。
第二次世界大戦後のイギリス海峡に浮かぶガーンジー島が、舞台となっています。
ハーケンクロイツの紋章の男達に怯え、抑圧されながら生活を送る島民達のジレンマ、
苦しさが伝わってきました。
主人公のジュリエットは、ガーンジー島に来る前にロンドンに住んでいて、鮮やかな
ドレスに身を包み恋人と夜会で踊っている、その華やかなシーンとがとても対照的で
その後の物語に引き込まれました。
ガーンジーン島の自然の美しさもさまざまなシーンで見られて、木洩れ陽のカットでは
その美しさにため息がでました。
衣装も素晴らしいと思いました。当時の服、髪型、靴や子供達の服も古くささを
感じさせずキャストの一人一人が素敵で魅力的にうつっていました。
感じさせずキャストの一人一人が素敵で魅力的にうつっていました。
見所は多く、目が離せないストーリーですが、とにかく主人公ジュリエットと不在の
主催者エリザベスが、自分に正直に、力強く生きていく姿勢に心うたれます。
主催者エリザベスが、自分に正直に、力強く生きていく姿勢に心うたれます。
芯の強さとまっすぐな心を持った女性達に共感し、ラストシーンに感動した作品でした。
チラシの一文で観てみようと思ったのですが、ストーリーの中にも名言が出てきます。
「読書会は僕らの避難場所でした」
「本の力は、あなたもご存じでしょう。住む世界は違っても本への愛情は同じです。」
「本に人を呼び寄せる力があるなら…」
どんな場面でこのセリフが出て来たのか気になった方、ぜひ映画をご覧になってみて
下さいね。
下さいね。
コメント